・婚姻届・

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はう!・・・ もう言葉にならないよ… 酔っ払ってたのか…そういえば体がだるい…。 「それに… 『ひなはあ 今すぐにでもぉぃちのせさんと結婚しまあしゅ! ここに名前書いたらぃぃのー?』なんてさっさと名前書いてたよ。 ああ印鑑はお父さんがね持ってたからすぐ押してくれたよ」 「父が…」 「そう!諦めて僕と結婚しちゃいなよ。 僕は朝8時半には家を出る。寝るのはバラバラかな。 お酒を飲む事もあるし、タバコも吸う。 君の学校から近いこの家も新居として用意したし・・・ 君は学校が終わればお父さんの言う『比奈の超おいしい手料理』 を用意して僕の帰りを待つ。 遅い時間はきちんと連絡してあげる。 友達と遊ぶなとは言わない。 男と友達はお互いの為にあまり遊んだりはしないほうがいいね? 気に入らないかな?」 「…でも私は…」 「うん知ってる。 縁談が来た時に調べたんだ。君には好きな人がいる。」 「!!!!!」 私には好きな人がいた。先月卒業してしまった橋本先輩。 彼に告白するつもりだった。 でも親友の愛理が橋本先輩と付き合い出してしまったのだ。 好きだと… 言えなかった…
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