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「でもでもでも!
それと結婚とは関係なくないですか?
私と好き同士ならまだわかるけど…」
突然目の前が真っ暗になった
「・・・・んっ・・・・ふ・・・・んっ・・・」
「比奈。俺と結婚しよう」
キスをされていた。初めてではないけれど・・・
僕から俺に変わり
自分の唇をぺロリと舐める。
口調もなんだか違う。
「・・・もうめんどくせえな。
比奈 お前は俺の奥さんになるんだぜ?
皆がなりたがる。俺の嫁。
この家も全部お前の物。
俺も。
失恋には新しい恋だよな?
俺が守ってやる。
俺と一緒になろう?」
口調は荒いのに最後は優しく問いかけてくるその瞳を見ていたら
「・・・はい」
と返事をしてしまった。
それからは「出かけよう」といわれるままに
ホテルの一室かと思った彼の部屋でシャワーを浴び
クローゼットで全てタグの付いた自分のサイズの洋服を見て驚き。
「趣味がまだわからないからフォーマルな物を数点買っておいたんだ」
なんて照れる一之瀬さんがいて。
恋とはまだ違う気がしたけれど、くすぐったく感じた。
「これから2人で選んだもの、選びっこしたものを
増やしていこうな」
なんて頭をぽんぽんされた
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