平和な日々

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大学近くの俺のアパート。 溜まり場になっていて、いつも飲み会。 溜まりといっても、俺には香織という彼女がいるから、いきなり訪ねて来たりはしない。 香織とはバイトが一緒。 まだ高校生だけどバッチリ女を感じさせる。 部屋に溜まりに来る仲間達にはかなり、美味しそうに見えてるらしい。 「お前等、女作れよ。」 タバコをくわえたまま、集まってた面子に言う。 「作れたら作ってんよ、やりてぇ~。」 「香織ちゃんがいるからって、猛志余裕こくなよ。」 口々に文句言ってやがる。 入口の方に座ってた、木元がボソッと呟いた。 「俺、左紀子みてぇな彼女なら要らねぇ…。」
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