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「俺達はそんな野蛮な真似しないっすよ。」
そう応えておいたが、実際は松崎のｱﾄﾞﾊﾞｲｽとﾎﾞｲｽﾚｺｰﾀﾞｰの存在が大きい。
めちゃめちゃ褒めちぎられた。
警察の態度に負い目が見える。
以前に俺と香織が交番に相談してるのを、確認したからか？
「あの時、真面目に対応してくれたら、怪我してねぇよな。」
褒められても痛みは消えねぇし。
「どちらが本当かなんて、自分達が勝手に判断出来ないんですよ。」
刑事だろうか、私服のｵｯｻﾝが言う。
「まして彼女は不可解だ。本気で自分の言葉に偽りがないと、信じているようだし。」
確かにあいつはﾀﾁ悪い。
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