9人が本棚に入れています
本棚に追加
/25ページ
アスカ:スポ根、どうしたの?
アスカ達が駆け寄るとスポ根はなにやら紙切れを持っていた。
シンジ:なに?それ?
スポ根:何かポツリと×マークが付いてる地図みたいなの見つけた。
皆はハッとした。
アスカ:それって宝の地図じゃない?
エヴァンチョー:エヴァーン!
アスカ:ちょっと貸して。
アスカはスポ根から紙切れを借りて(奪い取って)みた。
確かに×マークがありその場所は、
シンジ:このNERV学園のどこかだ!
アスカ:ねぇシンジ、これ中庭辺りじゃない?
シンジは再び紙を見る。
シンジ:本当だ、
綾波:あの、碇君。
と呼びかけたが気付かず、
スポ根:じゃあ早速中庭へ行こう!
全:「「お~っ!!」」
とあっという間に図書館には綾波一人になってしまった。
綾波:中庭にあるのはタイムカプセルって言おうとしたのに・・・。
小さく溜め息を付いてシンジ達の後を追った。
中庭、
綾波がつくと既にあちこち掘り始めている。
綾波:碇君…、
スポ根:見つけたっ!
またもスポ根の活気溢れる声でかき消された。
シンジ:うそ!?
シンジ達が見る先には大きな箱を嬉しそうに持ったスポ根がいた。
アスカ:やったわね、
スポ根:うん、
シンジ:開けてみよう、
綾波:その前に聞いて、
と開けようとした手を止めて言った。
アスカ:バカっ!何で邪魔すんのよ?
綾波:これは昔のNERV学園の卒業生達が色んな思いをはせて埋めたタイムカプセルよ。
シンジ:タイムカプセル?
アスカ:じゃあ何で早く言わなかったのよ?
綾波:言ったわ、でも、スポ根にかき消された。
スポ根:そう言えば言ってたね。忘れてた。
テヘッと頭に手を置く、
アスカ:でも、気になるわね?
少し見ましょうよ。
シンジ:うん、
シンジが開けると箱にいっぱいの手紙が入ってあり、手紙以外にも新聞や写真があった。
全:「「うわぁ~」」
シンジ:1995年、かなり昔だね。
綾波:凄い、
シンジは綾波が見ている物に興味を示した。
シンジ:何が?
綾波:株価・・・、
と言う綾波のセリフでずっこけたシンジ。
その先に一枚の写真があった。
シンジ:ん?何だろ?
シンジは写真を見た。
そこに写っていたのは、
水色の髪で無表情のお馴染みの子に殆ど一緒だった。
シンジ:!!
綾波:・・・。
最初のコメントを投稿しよう!