不思議同好会

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アスカ:スポ根、どうしたの? アスカ達が駆け寄るとスポ根はなにやら紙切れを持っていた。 シンジ:なに?それ? スポ根:何かポツリと×マークが付いてる地図みたいなの見つけた。 皆はハッとした。 アスカ:それって宝の地図じゃない? エヴァンチョー:エヴァーン! アスカ:ちょっと貸して。 アスカはスポ根から紙切れを借りて(奪い取って)みた。 確かに×マークがありその場所は、 シンジ:このNERV学園のどこかだ! アスカ:ねぇシンジ、これ中庭辺りじゃない? シンジは再び紙を見る。 シンジ:本当だ、 綾波:あの、碇君。 と呼びかけたが気付かず、 スポ根:じゃあ早速中庭へ行こう! 全:「「お~っ!!」」 とあっという間に図書館には綾波一人になってしまった。 綾波:中庭にあるのはタイムカプセルって言おうとしたのに・・・。 小さく溜め息を付いてシンジ達の後を追った。 中庭、 綾波がつくと既にあちこち掘り始めている。 綾波:碇君…、 スポ根:見つけたっ! またもスポ根の活気溢れる声でかき消された。 シンジ:うそ!? シンジ達が見る先には大きな箱を嬉しそうに持ったスポ根がいた。 アスカ:やったわね、 スポ根:うん、 シンジ:開けてみよう、 綾波:その前に聞いて、 と開けようとした手を止めて言った。 アスカ:バカっ!何で邪魔すんのよ? 綾波:これは昔のNERV学園の卒業生達が色んな思いをはせて埋めたタイムカプセルよ。 シンジ:タイムカプセル? アスカ:じゃあ何で早く言わなかったのよ? 綾波:言ったわ、でも、スポ根にかき消された。 スポ根:そう言えば言ってたね。忘れてた。 テヘッと頭に手を置く、 アスカ:でも、気になるわね? 少し見ましょうよ。 シンジ:うん、 シンジが開けると箱にいっぱいの手紙が入ってあり、手紙以外にも新聞や写真があった。 全:「「うわぁ~」」 シンジ:1995年、かなり昔だね。 綾波:凄い、 シンジは綾波が見ている物に興味を示した。 シンジ:何が? 綾波:株価・・・、 と言う綾波のセリフでずっこけたシンジ。 その先に一枚の写真があった。 シンジ:ん?何だろ? シンジは写真を見た。 そこに写っていたのは、 水色の髪で無表情のお馴染みの子に殆ど一緒だった。 シンジ:!! 綾波:・・・。
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