◎最初の事件◎

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ケンの家に着くと、父親が居間で一人テレビを見ていた。 ケン『…話あんねん。 … … … 俺。。。 横領してん。 … 』 父親『(深い溜め息)』 何でこの父親、こんな冷静なん??? 怖いくらいに冷静だった。 淡々と父親はケンに説教をしていた。 当然ながら。。。 話が終ゎり。 私『送って。』 ケン『帰らなあかん?』 私『明日仕事だし。』 ケン『わかった。…』 家に着いたのは、日付が変わろうとするかしないかぐらいだった。 不安ばかりある中、寝た。 その頃、ケンの会社の上の人には、ケンが会社のお金を使っていた事が、バレてたみたい。 ケンからのメール 『みんなの前で横領した事、言った。自分でしてしまった事だから。けじめつけようと思って。それに、今の仕事好きやから、ここにいたいから。』 私はケンが決めた事だからそれでいいと思っていた。 居づらいなら辞めればいいとさえ思っていたのに。 ケンはその会社にいる事を選んだみたいだった。
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