奇跡の始まり

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「夕貴君!」 結局言われた通に昨日と同じ時間に来てしまった… 翌日…オレは気になって仕方がなかったので また同じ時間に来た 「こんばんは」 「こんばんは!」 そう言って晴はお辞儀をした 「ホントに来てくれたんだね!」 晴はホントに嬉しそうな表情だった 「まぁ、ヒマだし…」 思わずはぐらかした 「アタシは夕貴君の暇つぶしかぁ…」 晴は俯いた 「ち、違うよ! た、ただ…その気になっただけで」 完全にテンパった 「ほら! 付き合うの答え出してないし!」 あ……… 完璧な失言… はい、反省っす… 「付き合ってくれるの!?」 晴は手を握ってきた 「まさか、本気だったの!?」 晴に限ってオレみたいな 一般人に? 「本気も何も、友達は夕貴君だけだし…」 はい、今何と? 「晴…記憶喪失か何かあるのか?」 ホントに晴に彼氏がいないのはおかしい 晴なんか、芸能人みたいに… いや、芸能人のミスコンがあったら優勝もできるくらいのルックスで?
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