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私、エミール・グスタルフは戦死したクドラク代将の日記を地上制圧軍団本拠地にて回収した。
偶然だった。
私が暢気に捜索活動隊に一通り命令し終え、ふらりと訪れた部屋、それがクドラク代将の自室だった。
部屋は荒れ果て、血が撥ね汚れた基地とは違い、こざっぱりとしており、綺麗だった。
そんな部屋の端に位置した勉強机の上に、この黒革の日記が万年筆と共にどさりと置かれていた。
私はこれを持ち帰った。
今からこの日記を読もうと思う。
彼は一体何を思い、何を綴ったのだろうか。
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