手探り

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「はぁ―…………」   あれから妻とは、一言も言葉を交わしていない。   あの出来事から2日が経つのに、妻に未だ謝れていない俺は、毎日毎日溜息ばかりついていた。   俺って意外に、ひきずるんだなぁ…   なんて思いながら、会社の休憩室でコーヒーをすすっていると、見覚えのある声が俺の名前を呼んだ――  
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