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危篤状態と言われたら、本当に苦しそうで息も乱れて……
と想像するかも知れない。
と言うか私はそうだった。
でも母は既に自発呼吸が出来ずに人工呼吸器に繋がれている。
呼吸はもう何度も乱れて、それを見慣れてしまっていた。
血圧の低下も既に薬を入れて調整していたので
傍目から見たら、もしかしたらまだ回復するかも知れないとも取れた。
…いつも通り仕事をしていたら、簡単に過ぎた時間が今はやたらと長い。
新潟に住んでいて土日だけ来ていた母の従姉妹は申し訳なさそうに帰っていった。
叔母に電話するも、「そう」としか帰ってこない。
この人たち(母の姉と妹)はこれからも私とおば様を呆れさせてくれた。
おば様はベッドの隣でこんな話をしてくれた。
おば様は今は亡き私の祖母の妹。
おば様たちの母は、おば様がまだ幼い頃に亡くなったそうです。
医者を呼んでも間に合わず…
そんなおば様を祖母が支えてくれた。
だから祖母の娘である母が可愛いのだと。
だからこうして出来る事をしてあげたいのだと。
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