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「ねぇおばあちゃん!あのおはなしきかせて!!」
「雫はあのお話が大好きだものねぇ」
「うん!だーいすき!!」
「そうかい…じゃあ始めるよ」
「うん!」
むかし、むかし
まだこの地球が生まれてまもない頃
1人の不思議な力をもつ少女がおりました
その少女は始めは何もない地球を哀れに思い、そっと一粒の雫を瞳から流しました
するとたちまち何もなかった地球に大きな大きな海ができました
しかし瞳からとめどなく流れる雫はいつしか地球のすべてを海に変えてしまいました
かわりゆく地球をみて少女は次々と悲しみの涙を流しました
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