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バイト先
わたしの名前は麻生蓮華
この春にやっとの思いで母に進められた高レベルな高校を卒業。
もともと頭のいい方ではないのでかなりタイヘンな目にあいながらも無事に高校を卒業した。
さすがに大学には受かる事は出来なかったわたしは、やったあ!しばらく休めると羽を伸ばしはじめようとしたのだが、残念ながらムリになってしまった。
母が気をきかせてくれたみたいで、あっけなくバイト先まで決められてしまっていたのだった。
よけいな事しなくてよかったのに・・・・。
わたしは、母とふたり暮らし
生活が苦しいのかもしれないけど
相談くらいしてから決めるのが当たり前じゃない?
母から、その話しを聞いて、わたしはきれたのは覚えてる
でも、もともと優しい?(自画自賛)わたしは、母の決められたバイトに行くことに決めた。
だって、就職も決まらかったからあきらめるしかなかったんだ
いつまでも、甘えていられないしね
家を飛び出したわたしはそんな事を考えながらの初バイトのコンビニへと急いだ。
いくらなんでもいきなりの遅刻はまずいし、なにより母に怒られそうだ。
家からそんなに離れていない場所に、
そのコンビニはあった
歩いて行ける距離
お母さん・・・近すぎない?
そんなにわたしが心配なの?
当然のように母への文句が頭をぐるぐると支配していた
自動扉の前で、立ち止まってそんな事を考えていると、突然後ろから声をかけられた。
「あの・・・・・お店に入れないんだけど」
わたしは振りむき
ペコペコとおじぎをすることになった
しょうがないなぁっと、
言う気持ちでわたしはお店の中に入っていった。
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