第三章 リミットの果て ~未練の鎖~

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「理香、どないした?」 「まだ、終わってない」 「どういう事や?」 崇之が理香に聞き返すと、理香は階段に向かって歩き出す。 「おい! 合流するんやないんか?」 「時間的に下は危険……先に行ってて。 崇之、真由香をお願い……」 理香はそう言い、一人で階段を駆け下りて行った。 「おっ、おい! 理香っ!」 残された二人は顔を見合せた。
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