第一章〈戻った記憶〉

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「で、君が編入するクラスは2年A組だ。ほら、行くぞ」 なんか…キャラが新八みたいだな~ そう思いながら私は先導する先生について行った 先ほどのを最後に暫くの沈黙……… 他のクラスはもうHRが始まっているのか廊下は私達の足音だけだった…… 私が黙っていると突然先生が話し出した 「君は試験でトップ成績で入れたから“新誠組”に入れるぜ?」 「“新誠組”?」 その単語に今昔のことが頭を過ぎったけど……いやいや… 今は平成。幕末は関係ない!! 私は頭を一振りすると先生に質問した 「新誠組ってなんですか?」 私がそう聞くと先生は目を見開き 「パンフレットみたいなやつを読まなかったのか!?まぁ簡単に言えばこの学校の生徒会みたいなもんだ。ただ誰でも入れる訳じゃない。成績トップから順に入れるもので君は今回トップ成績で入れたからな。しかも喜べ!!」 最後の言葉を言った途端先生は歯をキランッ☆と輝かせるように笑い(いや、まじで) 「女子は君が初だ!!」 ………は? .
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