紅白戦

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打球はレフトに上がるが距離は出ない。 片桐はほぼ定位置で打球が落ちてくるのを待つ。 打球は片桐のグラブ中に包み込まれた。 京「ナイスピッチング!!」 京介は藤代の背中を叩く。 藤「はぁ……まだ初回なんですよね? 4回ぐらい投げたかと思ったすっよ…」 藤代は苦笑いを浮かべ、ベンチに戻った。 京「聖ちゃんもナイスリード!!」 聖「いや…私のリードを信じてくれた藤代のおかげだ…」 京「いやいや、カズさんを打ち取ったのは藤代が聖ちゃんを信じた結果やぞ! 胸張れや!」 京介は笑いながら聖の頭を撫でる。 聖「むぅ……せ、先輩恥ずかしいぞ」  京「じゃ次は俺たちの番だ!! 矢部ーー!! 先輩の力を見せてやるぞ!!」 矢「がってんでやんす!!!」 意気込んでいったが敢えなく三振に終わった。
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