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空高く舞い上がった打球はスタンドではなく京介のミットに包み込まれたーー
聖は柏木の思考を読んで逆をついてストレートのサインを出した。
聖(やはり変化球待ちだったのかーー
藤代もよく私を信じてストレートに頷いてくれた……)
聖は小さく右手の拳をグッと握った……
京「よう投げたな藤代ーー
後は俺に任せてお前は休んどけ」
京介はベンチに戻った藤代を笑顔で励ますと聖を呼んだ。
聖「藤代はもう限界だーー
先輩ーー」
京「わかってるーー
次からは俺が投げる
聖ちゃん、サイン交換しとこ」
聖「うむ」
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