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そんな私の食べっぷりが柚真にはとても気持ちがいいようで、自分の食事を忘れ私に見入ってしまっている。
やっとサラダを口に運ぼうかというときに、柚真が何かに気づき声をだした。
「あっ!ねぇ葵あれあれ、あの人!」
柚真の指先の向こうには、ベンチに腰掛けノートパソコンをにらむ青年がいた。
距離がありハッキリとはわからなかったが、端正な顔立ちでスタイル、ファッション共に良さそうに見える。
「あの人が何なの?」
「今この大学で一番の物件。市井浅人。頭脳明晰、容姿端麗!言うことなしだよね」
「そうなんだ。知らなかった」
「だと思った。葵はいい意味でミーハーじゃないからさ。でも私はアリだと思うんだよなぁ」
「まぁ私も柚真にはあぁゆうのが似合ってると思うよ。またマザコンじゃなければ‥」
「違うって!葵にどうかなって」
「私?何で?‥まさかあの人実は寿司職人とか!?」
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