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「ではでは…じゅるり」
と、詩織は湊のベットに乗り、そろりと上から顔を見た
か…可愛い寝顔ぉ~…と悦に入っていると
んんぅ…と湊が身動ぎしたので焦ってベッドから落ちそうになる
なんとか耐え、今度は湊の肌に触れようとシャツのボタンを外す
プチ…プチ…
肌着はつけていなかったようでシャツを外すと素肌があらわになった
「きゃ…」
と言いながら両手で目を隠す様にするがちゃんと見える様に指と指は離してある
数秒間そうした後に顔を見る
「ん…」
息を吐いて、酸素を取り入れる
ぽすっ
んぐっ…と少し苦しそうな湊の声、その声の下に詩織の顔
「お兄ちゃん…がいたら…こんなのかなぁ…」
その言葉を言いながら詩織は瞳を閉じた…
「あれ…?開いてる」
ガチャっと扉を開け、翔が湊の部屋に入る
「寝てるのか~まぁ仲のいい兄弟だな」
寝かせてやるか…と言うように静かに扉を閉めた
それから数時間後…
んっ…ふわぁー
湊が目を覚まし、ふと横を見ると…
「っ…!?」
詩織が寝ていたしかも横を向いたので唇と唇の距離は息がかかるほどだ
「なんでお前がいんだよ!?」
その言葉で起きた詩織はおはよーと呑気に言う
「昨日は激しかったね…」
「お前の馬鹿さ加減がな」
「私三回もイッ…」
「黙れよ変態」
と言い合ってると扉が開く音がした
「起きたか2人とも、赤いヴァジュラの結果が出たぞ」
翔の顔を見て何やら嫌な予感がした
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