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戦闘はコンゴウに軍配があがった
複数のオウガテイルを前に残り2体となったが今はそのオウガテイルを喰べている
「ふむ…紅蓮種と言えどオウガテイルでは無理があるみたいだね」
と、翔が言ったがそれでもコンゴウと相討ちになるほどの力はあった様だ
「紅蓮種が強いのは分かったが弱点は特に無かったよな?」
「そうだね、今のところ強いと言うことしかわからない」
大した結果を得られず撤退を開始しようとしたとき軽い地響きがした
それは生き残ったコンゴウの1体の叫び声だった
「な、何あれ!?」
詩織の視線の先には頭から少しずつ紅く変色するコンゴウが立っていた
その下には喰べかけの紅蓮種のオウガテイル
「まさか!?」
「うん…どうやら新たな紅蓮種の誕生は他の紅蓮種を捕食することらしい」
予想外の結果だった
変色を終えたコンゴウはもう1体のコンゴウに向き
同士討ちを始めた
数分後、紅蓮種となったコンゴウは雄叫びをあげた
「皆体力は残ってるかい?」
「あぁ」
「大丈夫だよ~」
「いつでも行けるぜ?」
よし、と確認を終え第一部隊は駆け出した
「ガンバレー」
クスクスと言う笑い声が聞こえた気がした
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