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「紅蓮の咆哮…?」
ネーミングの意味がわからない
「紅蓮の咆哮は6人編成のチームだ、既にお前ら4人は紅蓮の咆哮に組み込まれている」
「おぉお~」
と、何やら詩織が目をキラキラさせていた、伝染したのかハンスもだった
「この任務は他の任務と比べ物にはならない、全員満足には帰ってこれないだろう…」
その言葉に息を飲む
「嫌なら言ってくれ、まだ変えることは出来る」
バカな質問だった、皆怖いに決まってる
だから当然、俺達はこう答えた
「やります!!」
皆、その目に意志を込め、雨宮を見つめた
そうだ、俺達が選ばれたなら俺達がやらなくてどうする
「そうか…頼むぞ」
雨宮が頭を下げたので慌てて違う話題に移した
「でも6人ですよね?後の2人は?」
確かに翔の言う通りこのままでは部隊名が変わっただけだ
「一人は任務前に合流出来るそうだ、もう一人は…私だ」
「へぇーそうなんですかー、もう一人はどんな方ですか?」
「うむ、ある意味私より性格キツいぞ」
「あ、自分でキツいってわかってたんだ…ってツッコミを入れる場所違う!」
「お~みなたんの1人ボケツッコミだ」
ケラケラ笑う詩織をスルーして雨宮に聞いた
「もう1人が雨宮何て聞いてな…」
「宜しくな皆」
「宜しくお願いします」
と、翔と詩織、ハンスまで丁寧に返した
「俺を無視すんなーっ!!」
「湊居たのか」
雨宮の非情な言葉により、俺は戦意を失った
「では、任務実行は3日後だ、野暮用はそれまでに済ませるように、いいな」
「はいはーい」
と、詩織の声を最後に解散となった
戦意を失った俺はハンスに担がれ部屋へ投げられた
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