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シャワーを浴びたら少しはスッキリした気がする
でも今更あの夢を見るなんて…何かあるのだろうか?
そんな事を考えながら出撃ゲートへ向かうともうメンバーは揃っていた
「重役出勤だなぁ湊?」
と嫌みを言うのはリチャード・B・ハンス、ハリウッド映画にでも出てきそうな名前の黒人だ、俺より背が小さい近距離戦担当
「悪い、詩織のせいだ」
「にゃんだってー!?」
「鬱陶しい!」
詩織は天然でバカだが射撃の腕が天才的でバックアップは認めて良いほどだ
「まーまーそう熱くなんなって」
この能天気は高橋 翔(たかはし しょう)、この4人編成の第一部隊をまとめるリーダーだ、性格は暑苦しい
「みんな集まったようだな」
声の主は戦術教官兼ミッション伝達係、雨宮 茜(あまみや あかね) だった、数少ない引退したゴッドイーターだそうだ
「今回は少し特殊でな、まだ姿もちゃんと判ってない…判るのは2つ、1つは血のせいか、堕天種なのかとても赤い色をしてるらしい」
説明しながら雨宮は一枚の写真を俺に手渡した
その写真に写っているものは赤い獣のようだった
「名前とかあるんですか~?」
と、隣で写真を見てた詩織は雨宮に写真の獣を指差しながら聞いた
「まだ決まってないぞ?」
それを聞いた詩織は怪しい目をしていた…
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