-屍-(銀時&桂)

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日はもう少しで沈み、空を紅く染めていく 戦で死んだ兵士に群がり肉を啄む鴉は、「カァ」と不気味に鳴き黒い翼を羽ばたかせ何処かへと飛んでいった。 「被害は…?」 「半数近い」 「動ける者は?」 「…そのまた半数だ」 「…容赦なく減っていくな」 「……嗚呼」 戦が激しくなるにつれて、明確になっていく圧倒的な兵力の差、兵糧の不足、兵の不足…。 薄々兵の皆は気付きはじめていた…。 これは「負け戦なのだ」 と。
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