第二章 言いたい言葉

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相変わらず俺の事をナートと呼んでいて、リビングで舞弥ちゃんを入れた3人で遊んでいた! 新しく色えんぴつを買ってくれたと喜びながら、舞弥ちゃんは俺に何本か渡して“一緒に書こう?”と言ってきた! そんな姿を横で微笑みながら嘉耶は台所の方へ行き、お菓子やジュースを出していた! 『じゃあナートはキリンの色を塗ってね?』 『イイよ!。…舞弥ちゃんはなんの動物に色を塗るの?』 『舞弥はねぇ、イヌとネコ!』 そう言って新しい長い色えんぴつを、小さな手で大事に持ちながら書いていた… 真剣に塗る舞弥ちゃんの姿を見ながら俺と嘉耶は、お菓子を食べながら話しをしていた! すると突然舞弥ちゃんが… 『ねぇ?ナートって好きな人学校にいるぅ?』 『えっ?!好きな人?!』 そんな質問になんと言ったらいいか迷ってしまった… 今ほどじゃないけど、その頃からも嘉耶のことは意識して見ていたから、何と言ったらいいものか…俺は数秒口ごもってしまった…! すると嘉耶が… 『もう舞弥が変な事聞くから流翔くん困ってるでしょ?。気にしないで?流翔くん…最近そういう話が幼稚園で流行ってるみたいだからさ…』
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