第一章 不思議な関係…

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中学生活最後の夏休み… クラスの友達たちはみんな海に遊びに行くヤツらが多い…! 去年俺も久幸や他の男友達3人で遊びに(俺と久幸以外の3人はナンパ目的だったみたいだけど…)行ったことはあったけど、俺にとっちゃどうでもいいような日だった気がする… 去年の夏休みの半分近くは、嘉耶とお互いの家に交代で行き来して、勉強だったりゲームをして過ごす日々だった! そして今年も… 嘉耶に『ウチに来ない?』と言われた日は終業式の帰りで、午前授業だったその日は、昼ご飯を食べてから嘉耶の家に行くことになった! 彼女の家に行くのはもう数えきれないほどだ! 彼女も俺の家に来るのは同じくらいに多い… だからお互いの両親だって…きっと俺たちが付き合っていると、勘違いしていると思う… 「…おじゃましまーす」 いつものように嘉耶が玄関まで来て、部屋まで案内してくれる…! その日は舞弥(マヤ)ちゃんがいないらしく、シ~ン…と静かだった! 「どうぞどうぞ!。今日みんな出掛けちゃって夕方まで帰って来ないの!」 「どおりで、舞弥ちゃんの騒ぐ声が聞こえないもんね!」 そんな言葉で、嘉耶は歩きながら笑っていた!
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