第一章 不思議な関係…

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変に部屋をジロジロ見てしまっていて“俺の部屋はここまでキレイじゃないなぁ~”と改めて感心していた…! 「お待たせ!」 そう言って持ってきたのは、氷が入った冷たそうなジュースと、大きめのお皿の上にいろんなお菓子を入れた物だった! 「なんか悪いね…」 「そんなことないって!。私が来てって誘ったんだし!。どうぞ食べて!」 そう言って部屋の真ん中に置いてある小さめのテーブルにお盆を置いて、向かい合うように嘉耶もゆっくりと座った! 少し開いてある窓から、涼しい風が入ってきて、水色のカーテンがユラユラと静かに動いている… 机の近くに扇風機があったけど、今日はつけなくてもなんだか涼しかった! 「…みんな出掛けたって言ってたけど…嘉耶は行かなくてよかったの?」 「うん!。なんか舞弥の服買いに行くみたいだったし、…流翔くん呼べば2人っきりにもなれるから行かないって言ったの!」 「そ、そうなんだ…」 “2人っきり” そんな言葉が耳に響いて離れなかった… 簡単に嘉耶はそんな言葉を口にするけど、実際のところ俺のこと、どう思っているんだろうか…?
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