第一章 不思議な関係…

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久幸に以前こんな事を言われたことがあった… “瑞梨の家に遊びに行くくらいなら付き合えばイイのに” 俺だってできることならそうしたいさ… でも今さら告白して、もし嘉耶の反応が悪かったら…? 「ゲームする?」 「え…?」 嘉耶にそう言われて、一瞬ドキッとしてしまった…! 慌てて返事をすると、ニコッと笑ってテレビ台の中から最新ゲーム機が出てきた! 「え!!?、それってまさか!!」 「そう!Wii(ウィー)だよ~!。これを一緒にしたくてさ!」 買ったばかりなためか、セットするのが少々ぎこちなくて、俺に“この線ってドコにさすんだっけ?”と聞いてきたりして、心の中で“本当に可愛いヤツだなぁ”と考えていた…! もし俺と嘉耶が付き合うという関係になったとしても、さほど今とあまり変わるモノは無いと思う… 周りだって俺らが付き合っていると勘違いしてるくらいだし… ただ、嘉耶を想う気持ちだけは今よりも一層強く変わると自信があった! もちろん友達として大切にしなきゃいけないという思いは嘉耶と出会ってからずっと考えてきたことだし、これからも仲良くしていきたいと思っている…!
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