壱
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明希は手早く 準備をすまし作り始めた 「明希君がここに来てから もう3年か…」 思い出すような素振りを とり話しだす近藤 「はい…あの時は ありがとうございました」 明希は調理をする手を 止め深々と礼をする 近藤は苦笑いをし、 「もういいよ」 と明希に伝えた 明希は1度だけ微笑むと また何かを作り始めた
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