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「ど、どうしたものか…」 頭をかかえてなやむ王さまの手を、シキはそっとにぎりました。 「王さま、森のみんながわたしを待っているんです」 「あ、ああ、 そう…なの、だろうな」 もう王さまは気づいていましたが、 むすこ3人のお城でようやくできた1人のむすめシキを、王さまは手ばなしたくなかったのです。
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