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「そんなに可笑しいなら敬語なんざ使わん。そもそもあんたが使うなって言ってたんだっけな」
俺とこの人の関係……それは……
「そうよ、あなたは私の息子同然じゃない?私に敬語なんて必要ないでしょ?」
…………こういうことだ。あの雨の日にこの国に着いたのはいいけど、すでに餓死寸前だった俺は偶然通りかかったこの人に助けられた。
確か…1人で散歩中とか言ってたな…。女王が城下町を1人で歩くなよな…。
ま、そのお陰で俺は助かったわけだ。城に居ることも薦められたがそれを断って下町に住んでいたんだ。問題も1つあったしね…。
「で…用件は?」
すると女王はきょとんとした目で首を傾げ、
「手紙見てないの?」
と聞いてきやがった。
普通の男なら多分今の一連の動作で落ちてるな…。
俺はもう馴れたけど……。
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