異動は突然に…

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部屋を出た俺はとりあえずヴァルキュリアに合流しようと歩を進めたのだが…… 「………どこにいるか聞くの忘れてた。てかここの道知らねぇよ…どこだよここ」 ぬかったわ…。今さら謁見の間に戻るのも癪だしな…。どうしよう……。 「急げ急げ!!」「さっさと行かねぇとはじまっちまうぞ!!」 そう言って広い廊下を駆け抜けていく数人の兵士。 なんなんだ?一体……。とりあえず黙って後ろを付いていく俺。聞いても良いけど……それじゃ楽しみが減るじゃん。 着いたのは真ん中にフィールドの着いた大きな空間。いわゆる、闘技場。 「今日こそケリをつけてあげるわ!覚悟しなさい!!」 「あら、貴女みたいな野蛮な人に私が負けると思って?」 「……弱い人ほど……よく……吠える」 なんかフィールドには3人の女の子が立っている。しかも口喧嘩の途中……。 ヤベェ…嫌な予感しかしねぇ……。
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