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「ん、ありがと。下がっていいよ。」
俺がそう言うと男は失礼しますと言って部屋を出ていった。
「さーて…誰が泣きを見るのかな?」
異動は正直めんどい。
荷物を纏めんのもそうだけど、住む場所とかは自分で決めろという感じだからたまったもんじゃない。費用も自分で出すしな。異動後はしばらく働きづめだ。
俺は封筒を開け、自分のトレードマークである銀髪の髪をかきながら文章を読み上げた。
「えーとなになに?『シファル・ウィーリア。以上の者は現時点をもって、ギルドマスターを解任。以後、王女護衛部隊ヴァルキュリアの小隊長に任命す』………………大変だな~シファルの奴も…」
ん?シファル?それって……俺じゃね?
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