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その後何度確認しても名前はシファル・ウィーリア…つまりは俺だ。
何で?いや何で俺なの?
さっき言ったようにギルドから王国兵士にはまずなれない。なれるとしても、元々貴族の坊っちゃん嬢ちゃんだったとかいう連中ばっかだ。
それに比べて俺なんか貴族どころかいったいどこの生まれかもわからんような人物だぜ?それが何で……。
……とにかく、この印は確実に王族のものだし、反論するにしてもあのくそアマに直に言わねぇと気がすまねぇ。
一国の王妃にそんな口聞いて大丈夫かとか思うだろうがそれは平気。理由は後々な。
とにかく俺は、書類をすべて整えて、極少量の荷物をバッグに入れて、王宮へとむかう。
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