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「お、お前今ここで何をしていた?」
「見てわかるでしょ。写真を撮っていたのよ。この角度から見ると、夕焼けをバックにしたあのカップルは本当に幸せそうな光景になるのよ。
……それなのに、何であんたは邪魔をするわけ?」
彼女は眉根を寄せ、心底不満といった表情で尋ねてくる。
「邪魔ではなく阻止だ。お前がやっているのは立派な盗撮だ。さあ、警察に行くぞ。」
「はあ!?ちょっ、だから気安く触らないでってば!なに人のこと犯罪者扱いしてるの!?別に盗撮なんてしてないわよ、ただちょっとだけ写真を撮らせてもらってるだけよ。」
それを盗撮と言うんですがね!
そもそもこんなところに隠れて何かやっている時点で怪しいに決まっているではないか。
「もういい。ほら来るんだ。あとは警察に行って話せ。」
これ以上話していてもきりがない。
そう考えた僕は実行行使にうってでる。
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