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「出雲愁吾、くんですか?」
「あ、あぁうん。」
「…!!貴方が若い頃の父さん!!」
………父さん?
…今この子父さん言ったか?
周りも注目していたから、父さん発言に反応している。
言われた当の本人は状況を掴めずにいる。
同い年の父子なんてありえねぇだろ!?
それともこの子頭おかしいのか!?
「ちょ、まっ、」
「貴方の娘の渚です!ってわかんないですよね、えへへ」
えへへ、じゃねぇよ!!!
まだクラスに馴染んでないっていうのに変な印象お互いに付けてどうすんだよ!!
そんな彼女が俺に耳打ちした
「私、未来から父さんに会いに来たんです」
ニコニコと笑う彼女。
苦笑いのまま片方の広角があがっただけの状態のまま動けない俺。
新学期一日目、娘に会いました。
「なんだ、そりゃぁぁぁあ!!!」
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