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「はぁ?今なんて言いました?」
朝一番で呼びだされた俺に陛下つまり父は俺には理解できないようなことを言ってた。
「だから、春翔には婚約者がいたんだよ」
いたってなんだよ。婚約者ができたならまだ分かる。でも、それじゃあ…
「陛下、春翔は婚約者がいたとはどういうことなのか聞きたいのだと思いますが」
頭のついていかない俺の変わりに翠が聞く。
「うん。私達も忘れてたのよ。昨日彩華帝国のお妃様になった、私の幼なじみのくうちゃんから手紙がくるまでは。
春翔が生まれる前にね私たち2人と、あちらの2人でパーティーをしたことがあってね!その時に約束しちゃったのよ。お互いの子供が男の子と女の子だったら婚約させましょって。
もちろん2人が嫌なら婚約解消してもいいのよ。でも考えるだけ考えてほしいのよ。いいでしょ?春ちゃん」
父と母は恋愛結婚だったらしい。父が王家で、母は庶民である。
「春ちゃん早くいい子見つけて、母さんに紹介してね」と言っていた。
とんだどんでん返しだ。
あんなに自由恋愛を推奨されていたのに。
まぁ、強制はされてないんだけど。
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