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俺達が団長の部屋の近くの影から様子を伺っているとドア開いて誰か出てきた。
瑠輝となぜか龍二先輩がいる。
「それじゃあ、瑠輝ちゃん騎士寮に帰ろうか」
「…はい。行きましょう。龍二先輩?」
なぜか瑠輝の先輩の呼び方が変だ。俺達は隠れて2人を追おうとしていた。
「おい!」
俺が振り向くと厳しい目をした団長がいた。
「…とりあえず中に入れ」
俺と翠は、何も言えずにただ団長に従うしかなかった。
部屋に入ると、
「どうぞ」
と言われソファーに座るよいに進められる。
なんとコーヒーまで出してくれた。
スパイだと思われたにしては、対応の仕方が妙だ。
翠も首を傾げている。
「…翠、春翔、お前達は何者だ?
いや…もしかして…お前達は、ティアーナ王国の王子と第一騎士じゃないか?」
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