1553人が本棚に入れています
本棚に追加
俺とディリーは可愛い子いた? とか好きなこととか、どこにでもある、極普通の会話をしながら教室に戻った。
ペチャクチャディリーとおしゃべりしながら歩いたせいだろう。先生の姿はなかったものの、他の奴らはみんな席へと着いていた。
みんな真面目だな。
とりあえず俺も席へと着く。こういうとき一番前だと皆の視線を浴びる気がしてなんか嫌な感じ。
そういえばここの入学試験を受けた時も一番前の席でギリギリだったから似たような視線を受けたっけ?
早く先生来ないかなー。
それから間も無くして、勢いよく扉が開く音。
「全員いるかー? よしいるみたいだな。とりあえず入校式おつかれさん、立派な騎士目指して頑張れよ! じゃあこれからお前らには自己紹介をしてもらう。今日はそれで解散だ!」
そんなわけで自己紹介が始まった。
自分の名前、得意な技、将来の夢など皆それぞれ話していく。
お、次はディリーの順番みたい
「初めまして、ディリー・ブラメルっていいます。えっと……剣術が得意です。あと気功術が少し使えます、属性は風で、尊敬している人物はオルターナ将軍! よろしく」
最初のコメントを投稿しよう!