1553人が本棚に入れています
本棚に追加
「んー、もう朝か」
俺はベッドから起き上がると、そのまま朝食をとるため食堂に向かった。一番乗りかなと思っていたが、食堂には意外な人物がいて、既に食事を取り終えていた。
「あ、おはようございます。シンさん」
そう意外な人物とはリリアのことだ。まだ部屋にこもっていると思ってただけに少し驚いたが、俺は普通に返した。
「おはよう」
挨拶を返し、そのまま朝食をとる。
「そうだ、今日この村出るから準備しといてくれ」
「あ、わかりました」
リリアはそう言うと、自分の部屋へと帰っていった。
食事をとり、自分の部屋に戻って俺も帰り支度をする。
その後は宿の外で待ち合わせをして、任務終了の報告をするためルドモの屋敷へと赴く。
ルドモは何度も何度も、ありがとうと頭を下げた。勿論、ルドモさんだけじゃない。村中の人達が俺達に感謝をしていた。
村の人達に見送られながら、激闘を繰り広げたホロット村を後にして帰りの馬車へと乗り込んだ。
最初のコメントを投稿しよう!