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神秘的な光に包まれた空間。
一面真っ白な場所にある階段、響き渡る足音と共に老人は登っている。
口回りに生い茂る白銀の髭、髭だけではない、髪すらも白銀のオーラを放っている。
階段を登り終わると、そこに広がるのはやはり、光に満ちた空間。
その四本の柱の中心にある玉座に腰掛けるなり、老人は口を開いた。
「遂にこの時がきたか……」
その老人はどこからか水晶を出現させ、その中に写る一人の少年を見つめている。
「次こそは完膚なきまでに叩きのめそうぞ」
老人は口角を鋭く尖らせ、暫くの間水晶を見つめていた。
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