アズラエル騎士団育成学校

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その後は特にすることもないのでぼーっとすることにした。 一番前だからクラスの様子を確認することもできず暇な時間が続く。 勉強はあまり好きでない。むしろ嫌いかな? でもこういうときに本があればいいかも。 余りにも暇だし、余りにも気まずい空気に耐えきれなくなったので趣味の一つ、居眠りをしようとすると、 “キーンコーンカーンコーン”と鳴り響くチャイムの音。 そしてその音が鳴り響き終わるとともに、若い男の教官ぽい人がちょっぴりだるそうに扉を開けて入ってきた。 「はい、静かに~」 見た目は20代後半、大柄なその姿からは、大きな武器を使い魔物を薙ぎ倒す姿を予想することができる。 「えーっと、俺の名前はゴルメド・ストラー。1年間このクラスの担任になったもんだ。まあ宜しくな」 ゴルメド先生が自分の簡単な紹介を終えるとクラスがざわめきたつ。 「あれが俺達の担任か」 「なんかつよそ~」 等様々だ。 「はいはい静かに、自己紹介なら入校式の後にしてもらうから。それじゃあ講堂にいくぞ~」
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