空想空間と言う名の…

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CP檜山×森川 甘め…? 【夕日の天使】 「珍しいよな、OFFが揃うなんて」 「そーだよねー?」 今日、森川がOFFなのは 知ってて誘った俺 「何か久々だよな」 「何が?」 「こーして出掛けんの」 と言っても散歩程度だが 「で?…書けるよソレくらい」 「ちげーよ!」 「え?…違う?」 こうして、すかさずに ボケを入れてくる 油断も隙もない …けど、ソレさえ愛しい 「だって"で書けんの" って言ったじゃん?」 「俺は"出掛ける"って 意味で言ったんだ」 「あ、そうなの?」 「そうなの。」 森川が悪戯っぽい笑みを 浮かべると自然に 俺も笑顔になった 「何かさー。」 「何だよ?」 「いや、何でもない。」 「…そうか」 少しだけ気になったが まぁ良いか 「日も暮れてきたなー。」 一瞬、空を見てる 森川の顔が悲しそうに 見えたから晩飯でも 誘ってみようと 「あぁ、そうだな …どっかで一緒に晩飯食うか?」 「…そうする。」 静かに俺を見て微笑む森川は 夕日に照らされた天使に見えた
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