ボロボロの塔

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「んじゃ、すぐ帰りなよ?またね」 「うん。バイバイ」 私はすぐに階段を降りた。だが、最初に聞こえていたバサバサという音はなんだったんだろう。 あの子供には1㌢しか翼が生えていなかった。あんな音は出るはずがない。 「・・・まさか、ね」 私はそのまま寝ていたキアラを起こして家に帰った。
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