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「やっぱなぁ。やと思うててん♪んな、詳しく話聞かせてや!!」
うー・・・やばい。あの赤ちゃんだけは!
私はこのまま逃げようとした。あの赤ちゃんに危険が迫るのはどうも・・・
そして、逃げる為の一歩を踏み出した瞬間・・・!
「何じゃいあんたぁ!竜の匂いがプンプンしてやがんだよぉ!!いつまでも知らんぷりしてんじゃねぇえぇぇ!!はよぅ尻尾と爪だせよぉぁぁぉぉ!!」
大声が響いた。声が響いている回りには人だかりができている。
「行ってみよや!」
「う、うん・・・」
私達がその人だかりを掻き分けながら前に行くと、黒いマントの男の子と大きな馬車に乗った髭の生えたおじさんがいた。
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