ボロボロの塔
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しばらく歩くと、電気のついていない。暗い部屋に着いた。 バサバサ 音はすぐ近くで鳴っていた。 その音の主は私が見えているようだった。 「誰だ!竜族か!!」 そう言う声はどこかふるえていた。 「違います。人間です。あなたは?」 私は目をこらす。やっと暗闇に慣れてきたのか、そこには一人の少年が座っていた。
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