ボロボロの塔
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「なんでもないって!」 男の子はますますマントの中にある物を隠す。 キューッ その途端。かわいらしい声が聞こえた。 「あ・・・」 「・・・え?」 男の子は諦めたように溜息をついた。 「本当に知らないよ?」 「うんっ!!」 そう言うと、男の子はマントを“物”からサッと退けた。
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