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その顔は幼なじみの早川圭吾の顔であった。
早川は、
｢な～んだ、リュウもきたのか。｣
と、言った。
竜一は、
｢おう、ケイちゃん、相変わらず食うね～さすが喰太郎だな。｣と、言った。
早川の中学時代のあだ名は｢喰太郎｣だった。
早川の目の前に置いた食べ物は瞬時に喰らい尽くしてしまうからこのあだ名が付いたのだ。
早川は、
｢やめろよ。そんな古いあだ名でからかうのは。｣
と、少し怒った声で言った。
竜一は、
｢悪かった、にしてもお前太りすぎだぞ。ちょっとはダイエットしろよ。｣
と、言った。
早川は、
｢そうかなぁ？まだ１００キロくらいしかないんだけどなぁ。｣と、言った。
｢お前、１００キロは十分な肥満だぞ？｣
と、竜一が言った。
その時、カランコロンとカウベルの音が店に鳴り響いた。
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