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竜一が振り向くと、そこには、幼なじみの猿川武雄と、同じく幼なじみで、双子の安川由紀子・松子姉妹の姿があった。
早川は三人を見ると、
「なんだよ、ユキちゃん、マッチャン。君たち、サルと一緒に来たの?」
と、不愉快そうに言った。
由紀子は、
「店の前でばったり会っただけよ。」
と、言った。
「おいおい、なんだよ。その俺とユキちゃんは一緒にいちゃだめそうな言い草は!」と、猿川が怒ったように言った。
その時、カウベルの音色が鳴り、見慣れない顔が竜一達の世界に踏み込んできた。
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