それはある日突然に

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ってそういうことじゃないんだって!! 「親父そうじゃないんだよ!時雨家の人達は……」 「お母さん、そうじゃないの!嵐山家の人達は……」 「「一週間前の同じ日に火葬場にいた人達なんだよ!!」」 「「…………へ?」」 俺と彼女と、親父と春恵さんの声がハモったのはほぼ同時だった。 同じ日に大切な人を亡くし、同じ火葬場で顔を会わせて、そして再婚という形で再び再会する。 偶然……というよりは奇跡と言った方が近いであろうこの運命の出会いは、俺の人生に大きな影響を及ぼすことになる。 そしてこの出会いから1年後。物語は始まっていく……
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