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ガバッ
純「ぅわ!!目が覚めたか?」
龍「あれ?照臨…さん?
…此処は?」
純「はぁ?…どこって、保健室に決まってんだろ。
お前倒れたんだ。忘れたのかよ?」
あ…そうか、夢か…でも、すごくリアリティーがあったな。
純「おい、顔が真っ青だぞ。汗だって…。まだ寝ときなよ。な?先生には伝えとく。」
龍「あぁ…ごめん、ありがとう。」
純「良いよ、んじゃ。」
バタンッ
去り際、彼女の頬がほんのり赤くなってたのは気のせいかどうなのか…
龍「…ふぅ」
“それにしても、今さっきの夢はなんだったのだろう。勇者って一体なんのことなんだ?
まぁ…きっと、今日は変なことばっかりだったから、こんな夢みたんだな。
闇の神は消えたって言ってたし。
うん、そうとしか思えない…でも…”
俺はその時、不思議な予感があった。
これから、ヤバイことが起こり始めるんじゃないかという不安が…。
龍が開けた不思議な扉。
…その扉は紛れもなく開けてはいけないパンドラの箱だったのです。
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