プロローグ

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沢山の神々が必死でその呪いを解こうとしましたが、現状を維持するので精一杯で、呪いは完全になくなりませんでした。 いつ、呪いが復活してもおかしくない状態…。 一番の長老である木の神が、神々を集め 「今は大丈夫じゃが、未来にこの子が闇に犯され、滅びる運命になるやも知れぬ。」 ドヨドヨ…ざわざわ 「そうならないように、何か手を打たねば!」 「そうだ!」「そうだ!」と共感しているようだった。 「そこで、もし呪いが復活したとき、対抗して戦える勇者が必ず現われるようにしようぞ。」 「「「おぉ!!!」」」 「では、わたくしがやりましょう。」 火の神が手を挙げた。 「いいえ、私にやらせて下さいまし。」 水の神も言った。 皆が次々と手を挙げ、口論に発展しそうになった時、 「これ!!静まらんか!!」 長老が一喝した。 「ここで、おまえたちが争っては闇の神と全く変わらんじゃないか…。 我々は、力をあわせてやるのじゃ。闇の神には無い力であり、これほど強いものはない。 とびきりの素晴らしい勇者が生まれることを願おうぞ。」 「「「おお!(^O^)/」」」 生まれる前から、大変な運命を背負ってしまった赤子…。 それは、[ 地球 ]だったのです。
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